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■カールスチル式コークス炉
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カールスチル式コークス炉の歴史は古いが、わが国に初めて導入されたのは、1964年、川崎製鐵(後の川鉄化学)・千葉第5コークス炉であった。その後、川鉄化学・水島、東海製鉄(後の新日本製鐵)・名古屋、三菱化成・坂出、日本鋼管・京浜(扇島)などに導入された。
このコークス炉は二分割片引炉であり、その特長とするところは多段燃焼にある。貧ガス燃焼の場合は、ガス、空気はそれぞれ蓄熱室から燃焼室仕切壁内のダクトに入り、多段に向かい合った分配孔から噴出して燃焼する。
富ガス燃焼の場合は、ガスは底部バーナーから噴出され、空気が燃焼室壁の分配孔から多段に供給される。ガス、空気の供給はすべてガンタイプであり、炉の横から供給される。 |

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Carl Still (1868-1951)
1868年8月2日 ドイツ・シュテゥルートヒュッテンで生まれる
ホルツミンデン機械学校を卒業後、Dr. C. Otto & Comp.に入社
1899年 Carl Still社設立
1918年 アーヘン工科大学名誉博士 |
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